またサボっちゃいました
厄介な仕事を二つ受け持つこととなり、平日は忙しく、週末はひたすら眠るという日々を過ごしておりました。
あぁ~時給契約にするべきだったなぁと、日々後悔の念を抱きつつサビ残していました。
隣の席の臭井(クサイ)さん(←もちろん仮名)は相変わらず改善がみられません。
てか、上司から再三指導を受けているにもかかわらず、すこしも納得していない様子で、
小首をかしげながら席に戻ってきます……。
とうとう勤務時間内に風呂や美容院に行かされていましたが、やっぱり腑に落ちないという顔で帰社しました。
その余裕ある態度の根拠を知りたい。
生き物の嗅覚というのは、危険を察知するためのセンサー機能だそうです。
ニオイを感知したあと危機的な状況が起こらず、それが自分にとって危険がないと判断すると、そのニオイに対してのみ感度を鈍らせて、次の危険に対して備えることができるのだそうです。
かれこれ半年になろうとしていますが、一向に慣れることはありません。
私のセンサーは毎日危険を知らせてきます。
残業中に臭井さんが隣の席にいると、驚くほど仕事の精度が下がり、かえって翌日の仕事を増やしてしまいます。
なので、臭井さんが外出しない日は「ノー残業デー」と心の中で決めて仕事を切り上げる事にしています。
なかなかうまくいきませんが……。
嗅覚の不思議は、もうひとつ。
臭井さんのニオイは過去に経験のないニオイなので、一歩会社を出るとそれがどんなニオイだったのかを忘れてしまのです。
休日に家にいるとまったく思い出せないので、おなかいっぱいごはんが食べられます。
そして、日曜の夜。
あと数時間先に形のない危険が迫ってきていることを感じて、胃がきゅううぅっと締め付けられます。
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